ちくわぶ大将軍の「140字じゃ言い切れない事柄」

ここに綴られてるのは、単なる田舎者のコンプレックスです。

選挙とはパイの奪い合い

ただいま選挙戦真っ只中である。

ということで、選挙について書いてみたいと思います。

 

選挙の季節になると、必ず投票率の低さを嘆く論調がメディアに登場し有権者の「意識の低さ」を嘲罵する光景は今やお約束になっている。

政府自治体なんかも一応、選挙啓発活動を行ってはいるものの、本気でやる気が無いからか、そこに現れるワードは眠たくなるようなお為ごかしばかりだ。

なぜ投票率が低いのか?

それは多くの有権者が選挙とは何なのか理解していないからだ。

選挙とは何か?

それは限りあるパイの奪い合いのためのシステムである。

選挙などというものが無かった前近代、パイの奪い合いは専ら戦争という手段で行われて来た。

ゆえに力ある者は多くのパイを得て、力無きものはロクにパイに有りつけなかった。

それではいかんと先人達が血の滲むような努力の末に構築した、血を流す事なくパイを分配するシステム、それが選挙である。

選挙を棄権するという事は、すなわちパイの奪い合いから棄権する事を意味する。政治家だって聖人君子じゃないから、パイの奪い合いを棄権する者たちよりも参加する者たちに多くのパイを配分するのは理の当然である。

結果、投票率の高い高齢者を優遇する政策ばかりが重視され、投票率の低い若年層が割を食う政治状況が長らく続いている。

どこの党に投票するかは大した問題じゃない。

肝心なのは、選挙=パイの奪い合いに参加し、永田町の連中にしっかりとパイの奪い合いへの参加意思を示す事だ。